お口の健康が体を守る!口腔ケアの重要性




冬は乾燥しやすく、体調を崩しやすい季節。また、感染症も流行し、食欲や体力が落ちてしまう方も増えてきます。
実はこれらと深く関係しているのが「お口の健康」です。


訪問介護の現場でも、口腔ケアをきっちり行うだけで風邪をひきにくくなる・誤嚥性肺炎の予防になる・食事が進むという効果を多く感じています。



1.なぜ口腔ケアが大事なの?


①誤嚥性肺炎を予防するため


口の中に細菌が多いと、誤って気管に入ったときに肺炎を起こしやすくなります。
口腔ケア=肺炎予防につながるのは、このためです。


②食欲アップ・栄養状態の改善


口の中が乾いて不快、歯垢がたまっていると、食欲が落ちてしまいます。
逆に口がスッキリしていると、
食べる意欲が出る → 栄養がとれて体力がつくという良い循環に。


③感染症予防(風邪・インフル・コロナなど)


口の中の細菌が減ると、
咽頭の粘膜のバリア機能が高まりウイルスが侵入しにくくなります。



2.訪問介護で実践している口腔ケアのポイント


①「まずお口の中を観察」から

舌に白い苔がついていないか、歯ぐきが赤く腫れていないか、
口臭が強くなっていないか、口の中が乾燥していないか、
小さな変化が、体調のサインになることも。


②歯ブラシ+スポンジブラシでやさしく

ブラシは力を入れすぎず、小刻みに優しく動かします。
スポンジブラシは汚れの拭き取りによく、口腔乾燥の方にも使いやすいです。


③舌ケアを忘れずに

舌苔(ぜったい)は誤嚥性肺炎リスクと強く関連。
やさしく手前にかき出すようにケアします。


④保湿が超重要!冬は特に


冬は乾燥でトラブルが増える季節。
保湿ジェル、保湿スプレー
口腔内のうるおいを保つマウスウォッシュなど、
本人の状態に合わせて活用します。


⑤入れ歯は毎日ケア
毎日の清掃
就寝時は清潔な状態で保管
月1回はフィット感を確認(傷の原因になることも)

3.こんな時は注意!口腔トラブルのサイン
食事中にむせやすくなった
口臭が急に強くなった
口の中が赤い/白い部分がある
唇がひどく乾燥している
食事量が減った


これらは体調変化の初期サインのことが多いです。
必要に応じて歯科や主治医への相談につなげましょう。

4.ご家族でもできる簡単口腔ケア


①食後の歯みがきを「習慣化」


可能であれば、1日2〜3回。


②口の体操(パタカラ体操)


「パ・タ・カ・ラ」と5回ずつゆっくり発声。
唾液が出やすく、飲み込み機能もアップ。


③水分補給をしっかり


口の乾燥を防ぎます。冬は特に意識が必要。


④保湿剤を使う


乾燥で痛がる方には、ジェルやスプレーを使うと快適。

5.まとめ|口腔ケアは“命を守るケア”です


口腔ケアは「歯みがき」だけではなく、
誤嚥性肺炎予防・感染症予防・栄養改善・生活の質向上
につながる、とても重要なケア。


冬の体調管理のためにも、日々の小さな積み重ねがとても大切です。


のどか訪問介護では、
利用者さん一人ひとりに合わせた口腔ケアを行い、健康な毎日をサポートしています。