11月法定研修及び定例会議開催

今月の講師

2025年11月12日

【研修報告】法令遵守を“現場の事例”から考える 〜迷ったときどうする?〜

11月のヘルパーミーティングでは 「法令遵守(コンプライアンス)」 をテーマに、現場で実際に起こり得るケースをもとに意見交換と学びを深めました。

日々の支援で「これってやっていいの?」「どう判断すべき?」と迷う場面は少なくありません。

そんな“迷ったとき”のヒントになれば幸いです。

■ 研修の目的

法令を「守らなきゃいけないもの」ではなく、よりよい支援の基準として捉える 現場で起こる“善意の判断”を法令・倫理の観点から整理する 迷ったときに「報告・相談・記録」でチームとして判断する姿勢を身につける

■ ケース①:家族からの追加依頼があった場合

▼ 事例

ご家族から「掃除をもう少し念入りにしてほしい」と依頼され、利用者本人も賛同している。

しかし、計画書(訪問介護計画)にはその内容が含まれていない。

▼ どう考える?

契約外の援助は原則できません 希望は丁寧に受け止め、サービス提供責任者へ報告・相談 ケアマネと連携し、必要であれば計画変更を検討 「できません」ではなく  → 「手続きを踏めばできます」 と説明する姿勢を大切に◎

▼ なぜいけないの?

善意で受け入れると、  → 不正請求・越権行為 のリスク 介護保険は「希望」ではなく 計画書に基づく支援が法的根拠 チームで判断する仕組みを守ることが利用者保護につながる

■ ケース②:独居で要望が多く時間内に収まらない場合

▼ 事例

部屋が散らかっており、利用者から次々に「これも」「あれも」と依頼される。

時間内には終わらず、利用者から「手際が悪い」と不満の声。

▼ どう考える?

安全を最優先に、援助の優先順位を判断 「今日はここまで」「続きは次回」と 時間の枠を明確に説明 実施内容と本人の希望は 記録してサ責へ報告 必要に応じて 支援内容・時間の見直し を検討

▼ 大切なポイント

法令遵守は「全部断る」ことではなく、  → 限られた時間内で何を優先すべきか判断すること 「安全・衛生・生活維持」の観点で優先順位を決める 根拠をもって、説明・判断・記録を行う姿勢が重要

■ 講師からのまとめコメント

法令遵守は“できない理由”ではなく、  → 利用者を公平に守るためのルール 善意の判断がトラブルに発展しないよう、  → 報告・相談・記録を徹底する 限られた時間の中で、  → 何を優先すべきか考えること自体が、現場の法令遵守の実践

■ おわりに

のどか訪問介護では、

「迷ったときに一人で抱えない」「必ずチームに相談する」

という文化を大切にしています。

今回の研修を通じて、

“よりよい支援のために法令を活かす” という視点がスタッフ全員で共有できました。

今後も定期的な研修を続け、利用者様に安心していただける支援を提供してまいります。