6月法定研修及び定例会議開催

令和8年6月10日全体研修を実施しました

テーマ:「認知症~“その人の現実”に寄り添う支援~」

今回の研修では、認知症を単に「記憶が低下する状態」と捉えるのではなく、その方がどのように世界を感じ、どのような気持ちで行動しているのかを理解することを目的に学びを深めました

◎認知症の方の“見えている世界”を考える

認知症の方は、私たちと同じ空間にいても、感じている現実が異なることがあります

例えば、

・「家に帰りたい」

・「ご飯を食べていない」

・「お金を盗られた」

こうした言葉の背景には不安や混乱、安心したい気持ちが隠れています

研修では、事実を訂正することよりも、まずは本人の気持ちを受け止め、安心につながる関わり方について考えました

◎注意機能について

認知症に関わる「注意機能」についても学習しました

注意機能とは、集中する・選ぶ・同時に行う・切り替えるといった、日常生活を支える大切な働きです

この機能が低下すると、

・探し物が増える

・同時に複数のことが難しくなる

・途中で目的を忘れてしまう

などの状態につながることがあります

「できないことを見るのではなく、困っている理由を考えることが大切」という認識になります

注意機能とは通常私たちは当たり前にできていることですが、加齢とともに機能が低下していくこともあるため後半では機能向上のためにコグニサイズを使用したゲームを行いました

◎ミニワークを実施しました

テーマは

「お金を盗られたと言われたらどう対応する?」

・利用者様はどのような気持ちなのか

・どのような声かけが安心につながるのか

・訪問介護員としてどこまで対応し、誰に相談するか

参加した職員一人ずつにどう思うか発表してもらいました

◎まとめ

認知症ケアは、“正しい答えを伝えること”ではなく、相手の気持ちに寄り添い安心していただくことから始まります

これからも職員一人ひとりが学びを深め、利用者様が安心して暮らせる支援につなげてまいります

◎コグニサイズのゲーム

複数の動作を交えて行うゲームには脳の異なる領域に同時に刺激することができ認知症予防に大変効果があるので皆さんも意識して行ってみてください

また上手に出来なくても良いのです  混乱したり失敗して大笑いすることが良いのです

声を出して笑うことは心身のストレス解消、免疫力アップ、血行促進につながり、また体内のがん細胞やウイルスを攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活発になります

二人一組になり、ざわざわとした中でのゲームでしたが大盛況でした  大いに笑い全員に楽しかったという感想を頂き今回の研修の成果を実感しました

※がんが治るわけではありませんが、ご本人様だけでなく、ご家族様への生活の質の向上やリラックス効果は期待されます

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