11月ハラスメント研修・定例会議

研修実施の背景

ハラスメント防止対策が全事業所に義務化されたことを受け、事業所としての対応方針と職員の理解を深めるため研修を実施した。あわせて職員アンケートを実施し、今後の対策検討の資料とすることを確認した。

介護現場で想定されるハラスメント

介護現場では主に以下のハラスメントが発生する可能性があることを共有した。

身体的暴力(叩く、蹴る、物を投げる等)

精神的暴力(暴言、威圧的言動、嫌がらせ等)

セクシュアルハラスメント

一方で、認知症や障害に伴うBPSDなどによる行動は、単純にハラスメントと判断せず、医療的・専門的な視点から対応する必要があることを確認した。

ハラスメント発生のリスク要因

環境面

密室状態となる訪問環境

緊急時に避難・助けを求めにくい環境

危険物が手の届く場所にある状態

利用者・家族側

暴力的・攻撃的な生活歴

飲酒習慣や精神状態の変化

認知症や疾病による影響

サービス内容への誤解や過剰な期待

家族による無理な要求や暴言

事業所側

サービス内容の説明不足

職員間でサービス提供内容が統一されていない

苦情や不満の把握不足

個人情報管理の不徹底

以上の要因がハラスメントにつながる可能性があることを確認した。

事業所の対応方針

ハラスメントを受けた、または発見した場合は速やかに管理者または指定された相談窓口へ報告する。

対応手順として以下を確認した。

相談・報告の受付

被害者、加害者、関係者への聞き取り

事実確認と記録作成

必要に応じた担当変更、複数訪問、サービス停止等の措置

被害者への精神的支援

再発防止策の実施

また、相談しやすい環境づくりを最も重視し、「もやっとした段階で相談する」ことを職員へ周知した。

職員自身の対応について

感情的な対応を避ける

一方的な言い方をしない

利用者との距離が近くなっても専門職としての姿勢を保つ

自分が加害者にならないよう言動を振り返る

ことを確認した。



2.意見交換・事例共有

利用者との関係性について

職員から、長期利用者との関係性のなかで「わがままとハラスメントの境界が難しい」との意見があった。

これに対し、

利用者の思いや背景を理解する姿勢が重要

高齢者の孤独や不安への理解が必要

信頼関係ができていればトラブル防止につながる

言い過ぎた場合は率直に謝罪することも大切

といった意見が共有された。

コミュニケーション支援

新人職員への指導内容として、

無理に会話を広げようとしなくてよい

丁寧な支援を積み重ねることが信頼関係につながる

利用者の話を聴くことを大切にする

ことを確認した。

利用者向けアンケートの提案

職員向けアンケートだけでなく、利用者側からもサービスへの意見を収集するため、利用者向けのアンケート実施について検討する意見が出された。



3.利用者対応に関する情報共有

S様の移乗介助について

S様の立ち上がり介助やベッド高さについて情報共有を行った。

下肢筋力低下がみられる

本人は筋力維持を希望している

介助方法が職員ごとに異なるため統一が必要

安全性と自立支援のバランスを考慮しながら対応する

ことを確認した。



4.人員体制について

職員配置状況

10月以降、人員不足により一部利用者の受入れを制限している。

Mさんの休職に伴い利用者数を調整している。

11月16日より男性スタッフ(派遣職員)が入職予定。

当面はMさん担当分の業務をフォローする予定。

今後の職員状況に応じて配置を検討する。

5.その他

インフルエンザが流行し始めているため、体調管理と感染対策を徹底する。

利用者との信頼関係構築を継続し、苦情やハラスメントの未然防止に努める。



決定事項

ハラスメントを感じた場合は早期に相談・報告する。

ハラスメント事案発生時は事業所の対応フローに従って対応する。

S様の介助方法について職員間で統一を図る。

11月16日より新規男性スタッフを受け入れる。

インフルエンザ等の感染対策を継続する。

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